
7月は「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の重点取り組み期間です ~屋外作業などを行う際の熱中症対策を強化しましょう~ ▲△
職場での熱中症による死傷者数は、毎年500人前後と高止まりの状態が続いています。
厚生労働省では、現在、労働災害防止団体などと連携して職場での熱中症予防対策の徹底を図る「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。
暑さが厳しくなる7月は重点取り組み期間です。この期間に、特に屋外で作業する場合は、以下の対策に取り組んでください。
1 作業環境管理
・通風設備やミストシャワーの設置などによるWBGT値*(暑さ指数)の低減効果を確認し、必要に応じて追加対策を行いましょう。
2 作業管理
・期間中に梅雨明けを迎える地域が多く、急激なWBGT値の上昇が想定されます。
その場合、労働者は、熱への順化が出来ていないため、WBGT値に応じた作業の中断などを徹底しましょう。
・水分と塩分の積極的な摂取や熱中症予防管理者による摂取の確認を、徹底して図りましょう。
3 健康管理
・当日の朝食の未摂取、睡眠不足、体調不良、前日の多量の飲酒などについて、作業開始前に確認を行い、巡視の頻度を増やしましょう。
4 労働衛生教育
・7月は熱中症のリスクが高まっていることを含め、熱中症の予防や緊急時の対応について重点的な教育を行いましょう。
5 異常時の措置
・労働者の体調に異常が認められたときは、ためらわず救急隊を要請しましょう。
*WBGT値とは
気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレス評価を行う暑さの指数。熱中症の危険性を評価するために有効とされています。
【詳細はこちら】
STOP!熱中症 クールワークキャンペーン
https://mhlw.lisaplusk.jp/jump.cgi?p=13&n=49